フリック入力を速くする練習メニュー
1日3分・2週間
フリック入力が速くならないのは、練習量が足りないからではありません。 自分の指がどこで止まっているかを知らないまま打っているからです。 順番は「測る → 止まる場所を特定する → そこだけ潰す」。この3つだけです。
先に測ってください。今の数値が無いと、2週間後に速くなったのか分かりません。 ブラウザで60秒、インストールも登録も不要です。
結果は端末の中だけに残ります。送信も保存もしません。
速さの単位は「文字/分(cpm)」
フリック入力の速さは、1分あたりに正しく打てたかな文字の数で表します。 英語圏のタイピングで使う wpm(words per minute)ではなく、日本語は cpm(characters per minute)で数えるのが分かりやすいためです。
目安は次のとおりです。自分がどこにいるかを先に把握しておくと、 「あと30文字/分だけ上げる」という現実的な目標が立ちます。
| 文字/分 | 位置づけ | 感覚 |
|---|---|---|
| 300 | 上位 3% | ほぼ最速の領域 |
| 250 | 上位 8% | フリックが手癖になっている |
| 210 | 上位 18% | 日常のやりとりでまず困らない |
| 170 | 上位 33% | 標準より上 |
| 150 | 上位 50% | ちょうど真ん中 |
| 130 | 上位 62% | 標準的な速さの下限 |
| 90 | 上位 84% | ゆっくりめ |
※ 上位◯%は推定値です。根拠は測定ページに書いてあります。
手順1. 予測変換を一度切って打つ
普段の文字入力が速い人でも、測ると思ったより数値が出ないことがあります。 理由の多くは予測変換に助けられていたことです。 2文字打って候補から選ぶ操作は、日常では速くても、入力そのものの速さは上がりません。
練習のあいだだけは、候補を見ずに最後まで打ち切ってください。 変換に逃げられない状態で初めて、指が止まる場所が表に出てきます。
手順2. 「段」ではなく「方向」で覚える
フリックの配置には例外がありません。どの行でも方向は同じです。
- タップ(動かさない) … あ段(あ・か・さ・た…)
- 左へ … い段(い・き・し・ち…)
- 上へ … う段(う・く・す・つ…)
- 右へ … え段(え・け・せ・て…)
- 下へ … お段(お・こ・そ・と…)
「『ゆ』はどこだっけ」と考えている時点で、覚え方が文字単位になっています。 「や行の、上」と方向で引けるようになると、迷いが消えます。 左=い、上=う、右=え、下=お。この4つだけを口で言えるようにしてください。
手順3. 濁点・小文字キーの巡回を手に入れる
いちばん取りこぼしが多いのがここです。 「゛゜小」のキーは、押すたびに候補が順ぐりに変わります。
- ふ → ぶ → ぷ → ふ …
- や → ゃ → や …
- つ は「っ」と「づ」が同じキーに入っています(並ぶ順番は端末で違うことがあります)
つまり「ぷ」を出すには、ふ を打ってからキーを2回です。 知っていれば一瞬ですが、知らないと毎回1秒近く止まります。 「っ」を含む語(がっこう・ちょっと・きっかけ)は日本語にいくらでも出てくるので、 ここを潰すだけで体感がはっきり変わります。
手順4. 止まる文字を特定して、そこだけ繰り返す
60秒打つと、必ず数か所で指が止まります。止まる場所は人によって違います。 ら行が苦手な人、拗音(きゃ・しゅ・ちょ)で崩れる人、 「を」「ん」の位置だけ毎回探している人。
全体をやみくもに繰り返すより、止まった文字を含む語だけを繰り返すほうが速く伸びます。 アプリ版のフリクラは、打つべきだった文字ごとのミス率を記録して、 ミス率の高い順に並べた一覧と、その文字を含む語を優先して出す練習モードを持っています。
手順5. 1日3分、週1回だけ測り直す
練習は短くていいので、毎日にしてください。フリック入力は指の運動なので、 週末にまとめて1時間やるより、3分×7日のほうが定着します。
ただし測るのは週1回で十分です。毎日測ると、体調や指の乾きによる数文字の上下が気になって、 伸びているかどうかが逆に見えなくなります。
| 時期 | やること |
|---|---|
| 1日目 | 測る。数値を控える(ここが出発点) |
| 2〜7日目 | 1日3分。止まった文字を含む語を中心に |
| 8日目 | 測り直す。たいてい最初の伸びが出る |
| 9〜13日目 | 拗音と「っ」を意識して3分 |
| 14日目 | 測る。1日目と比べる |
よくある質問
フリック入力とローマ字入力(フルキーボード)はどちらが速いですか?
スマートフォンの画面サイズでは、多くの人にとってフリックのほうが速くなります。 同じ文字数を打つのに必要な操作回数が少なく、キーが大きいので狙いを外しにくいためです。 ただし、PCのキーボードに慣れきっている人はこの限りではありません。両方測って比べるのが確実です。
どのくらいで速くなりますか?
止まる場所がはっきりしている人ほど早く伸びます。 濁点・小文字の巡回を知らなかった人なら、2週間で30〜50文字/分ほど動くことがあります。 すでに上位1割にいる人の伸びは、当然ながらゆるやかです。
練習にアプリは必要ですか?
測るだけなら不要です。ブラウザ版で完結します。 練習とダンジョンもブラウザ版の本編で遊べます。 毎日続けるなら、苦手な文字の記録が残るアプリ版のほうが手間は少なくなります。
子どもや年配の人でもできますか?
できます。方向が5つしかないので、覚えること自体は多くありません。 最初は速さを見ずに、正確さだけを見てください。正確さが先に固まると、速さは後からついてきます。